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■優しい眼差し
…え?どうして?
当日、最初の対面の時に思ったことです。
笑顔で挨拶をしながら、驚きました。私ひとりに対し、スタッフの皆さんは5人もいます。インタビューを受けたとはいえ、私は話すことが得意ではありません。今から、どんな流れでインタビューが始まるのか、私の中で緊張が高まりました。
だけど。
いざ始まってみると、始終、リラックスしてお話が出来ました。優しく、穏やかな話し方で質問がありました。その質問に答える私の言葉を、ひとつひとつ丁寧に受け取ってくれていることが、分かりました。だから、安心したのでしょうね。気付けば、緊張がなくなっていました。
緊張がなくなると、私の意識は周囲へ向き始めます。ひとりひとりの表情を、見渡しました。そして、また驚きました。そこに、皆さんの優しい眼差しがあったからです。
なぜ?
そう思いました。でも、質問できませんでした。どんな言葉で質問すればよいのか、とっさに言葉が見つからなかったし、仮に質問した場合、この眼差しが消えてしまうとも思ったからです。
質問された方は、きっとこう思うでしょう。自分はどんな表情をしているのか?隣の人はどんな表情をしているのか?確認し始めると思います。そして、意識し始めるとテレなどの感情もうまれて、今ある自然体の眼差しを消してしまうかもしれない。だから、驚きつつも、私から、なにも質問できませんでした。優しい眼差しの中、インタビューを受けていました。心地よかった。
インタビューで最も印象に残っているのは、優しい眼差しです。
■日常化したものは特別がないため、他人に話す程でもないと思う
「特にありません」
くも膜下出血の退院後の健康面の変化について質問された時の、最初の私の回答です。別の角度から質問されて、「水分補給」「ウォーキング」「ジョギング」と回答しました。しかし、最初の自分の回答に、自分自身驚きました。
なんで、ないんだろう?
いえ、あるんです。あるんですが、ないんです。
健康習慣は、くも膜下出血になる前から実践している日常なので、特別観がないんです。くも膜下出血になる前後で変化した健康習慣はありません。ただ、意識が強固されたました。健康になるために、特別ななにかがあるのではなく、身体に良い、シンプルなことを、自分の身体の様子を観察しながら、継続していくことが大切なのだと思いました。
だから、最初の回答では「特にありません」だったのだと思います。
その時の会話がとても印象に残ったので、退院後に主治医に質問した「血管を鍛えたいんですが、どうすればいいですか?」の漫画を描きました。
今回のインタビューを受けなければ、忘れていました。なぜなら、医師からのアドバイスは、知っている内容で、しかも実践していて、私にとって特別がなかったからです。だけど、くも膜下出血など脳卒中になった患者や、漫画家の何人かには役立つ漫画かと思い直しました。
日常で習慣化したものは、特に話すほどのことはないと私は思う傾向にあるようです。日常というのは、当人にとっては、ほぼ毎日のこと、数年、数10年と継続していることです。特別なものではありません。
生まれた時から24時間共にいる自分自身のことなのに、他人から質問されたことで、会話をすることで、知る自分自身がいるようです。それが、面白いと思いました!
以上が、私のインタビュー後日談です^^
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こんにちは。新月ゆきです。
8月に、くも膜下出血に関するインタビューをHELiCOさんに掲載して頂きました。
8月に、くも膜下出血に関するインタビューをHELiCOさんに掲載して頂きました。
良い記事なので、お時間のある時に読んでください。
今回のインタビューを受けて印象に残っていることが、2点あります。
ひとつは、優しい眼差し。もうひとつは、日常化したものは特別がないため、他人に話す程でもないと思ってしまう気づきです。
今回のインタビューを受けて印象に残っていることが、2点あります。
ひとつは、優しい眼差し。もうひとつは、日常化したものは特別がないため、他人に話す程でもないと思ってしまう気づきです。
■優しい眼差し
…え?どうして?
当日、最初の対面の時に思ったことです。
笑顔で挨拶をしながら、驚きました。私ひとりに対し、スタッフの皆さんは5人もいます。インタビューを受けたとはいえ、私は話すことが得意ではありません。今から、どんな流れでインタビューが始まるのか、私の中で緊張が高まりました。
だけど。
いざ始まってみると、始終、リラックスしてお話が出来ました。優しく、穏やかな話し方で質問がありました。その質問に答える私の言葉を、ひとつひとつ丁寧に受け取ってくれていることが、分かりました。だから、安心したのでしょうね。気付けば、緊張がなくなっていました。
緊張がなくなると、私の意識は周囲へ向き始めます。ひとりひとりの表情を、見渡しました。そして、また驚きました。そこに、皆さんの優しい眼差しがあったからです。
なぜ?
そう思いました。でも、質問できませんでした。どんな言葉で質問すればよいのか、とっさに言葉が見つからなかったし、仮に質問した場合、この眼差しが消えてしまうとも思ったからです。
質問された方は、きっとこう思うでしょう。自分はどんな表情をしているのか?隣の人はどんな表情をしているのか?確認し始めると思います。そして、意識し始めるとテレなどの感情もうまれて、今ある自然体の眼差しを消してしまうかもしれない。だから、驚きつつも、私から、なにも質問できませんでした。優しい眼差しの中、インタビューを受けていました。心地よかった。
インタビューで最も印象に残っているのは、優しい眼差しです。
■日常化したものは特別がないため、他人に話す程でもないと思う
「特にありません」
くも膜下出血の退院後の健康面の変化について質問された時の、最初の私の回答です。別の角度から質問されて、「水分補給」「ウォーキング」「ジョギング」と回答しました。しかし、最初の自分の回答に、自分自身驚きました。
なんで、ないんだろう?
いえ、あるんです。あるんですが、ないんです。
健康習慣は、くも膜下出血になる前から実践している日常なので、特別観がないんです。くも膜下出血になる前後で変化した健康習慣はありません。ただ、意識が強固されたました。健康になるために、特別ななにかがあるのではなく、身体に良い、シンプルなことを、自分の身体の様子を観察しながら、継続していくことが大切なのだと思いました。
だから、最初の回答では「特にありません」だったのだと思います。
その時の会話がとても印象に残ったので、退院後に主治医に質問した「血管を鍛えたいんですが、どうすればいいですか?」の漫画を描きました。
▼▼▼漫画はこちらです!▼▼▼
今回のインタビューを受けなければ、忘れていました。なぜなら、医師からのアドバイスは、知っている内容で、しかも実践していて、私にとって特別がなかったからです。だけど、くも膜下出血など脳卒中になった患者や、漫画家の何人かには役立つ漫画かと思い直しました。
日常で習慣化したものは、特に話すほどのことはないと私は思う傾向にあるようです。日常というのは、当人にとっては、ほぼ毎日のこと、数年、数10年と継続していることです。特別なものではありません。
生まれた時から24時間共にいる自分自身のことなのに、他人から質問されたことで、会話をすることで、知る自分自身がいるようです。それが、面白いと思いました!
以上が、私のインタビュー後日談です^^
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